http://trendy.nikkeibp.co.jp/atcl/column/17/051300092/060600003/?ref=nbptrn_top_new
筆者はこれまで何度も音楽を聴いていて「?」と思うことがあった。中学生、高校生の頃にむさぼるように聴いた曲を改めて聴いてみても、その当時のような感動がわき起こらないのだ。当時の再生環境なんてたかがしれているのだから、いいオーディオシステム、もしくはポータブルオーディオプレーヤーとイヤホン・ヘッドホンがあれば再現できるはず……と思っていたが、現実はなかなかそうならなかった。そんななかで、昔聴いていたビリー・ジョエルや高中正義、オフコースなどの楽曲をアナログレコードで聴いたところ、頭のてっぺんからつま先まで粟立つような感覚を覚えた。最初からCDで作られたアルバムであればそんなことはないのだろうが、アナログレコードとして発売されたアルバムは、やはりアナログレコードこそが“原音”なのだろう
私がこのブログで何度も指摘していることだが、LPレコードがどの音源より音がいい。オーディオブームを殺したのは言うまでもなくCDだ。世の中がCDに移行したことでオーディオへの情熱が消え失せてしまったのである。確かにCDはクリアで音がいいと錯覚しがちだが、圧倒的に何か大事な物が欠けているのである。LPの音にはそれがある。その証拠にオーディオマニアの人たちは皆LPレコードを聴いている。それも針からケーブル、しかも電源にまで気を使って。私はそこまでマニアではないが、LPの音の良さはわかるのである。最も音に影響があるのは、針とスピーカーだろう。これは金をかけただけフィードバックも大きい。金をかけられないならスピーカーの自作に限る。スワンなら苦労して作っても間違いはない。バックロードホーンならD-55が正解だ。D-58系はおすすめしない。